2026年02月10日 (火)
JA新いわて宮古営農経済センターと宮古農業改良普及センター岩泉普及サブセンター、岩泉町などの関係機関は2月の6日間、34戸の全畑ワサビ生産者と戸別営農相談を開いた。今年度の出荷実績を踏まえ、戸別の圃場条件や労働力を考慮した作付け計画や鳥獣被害の対策などを話し合った。
同町の崎尾佳秀さん(45)は「相談しながら年間の作業計画が立てられているので助かる。昨年はシカの被害もあったので、相談しながら対策を進めたい」と話す。
岩泉町は畑ワサビ生産量日本一で、2021年度から出荷調整作業にかかる労力を軽減するため、茎と根の切り取りと洗浄作業を省いた「丸掘り」での出荷体系の導入や、町が畑ワサビ栽培を志す地域おこし協力隊を募り、生産拡大に取り組む。一方、近年の夏場の高温や干ばつなどの影響を受けている。また、シカなどの鳥獣被害も広がっている。
畑ワサビは、春に苗を植え付け翌年に収穫する1年物と、秋に植え付けして翌々年に出荷する2年物がある。また、春に出る花芽は「花ワサビ」として生食用や加工用として出荷している。
JAの林将希さんは「近年、高温や干ばつなどの影響はあるが、春に花ワサビとして花芽をしっかり出荷することが農家所得にもつながっている。生産者ごとの条件に合わせた指導をしていきたい」と話す。
町では、高温や干ばつの対策としてかん水設備による試験を始める。