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八幡平エリア 2023年07月25日 (火)

リンドウの出荷最盛期 子育てママ活躍中

リンドウの出荷の最盛期を迎えている八幡平市で、子育てママが活躍している。同市の宮野亜由美さん(40)は、子育て中の女性が働きやすいように、自らの子育てでの経験を生かした働き方に取り組んでいる。現在は6人の子育てママと、1.3ヘクタールで栽培するリンドウの出荷作業に汗を流している。

宮野さんは、自らの子育て中にパートで働いていた時、子どもが体調を崩し仕事を休んだり、早退して嫌な思いをした経験があった。自らが雇用する中では、子育て中でも働きやすいように、1日1時間から働けるようにしている。また、個々の能力を生かせる作業をお願いするなど、それぞれの生活環境を考慮した働き方を取り入れている。

2017年から働いている畠山幸子さん(38)は「結婚して同市に来て子育てをしていて働いていていなかったので不安だった。1日1時間の草取りから始めたが仕事に慣れてからは午前中働くようにした」と話す。子育て世代が集まっているため、子どもを中心とした働き方にも理解される環境がある。また、子どもを作業場に連れて来ることもあるが皆んなで面倒を見るため、子どもと一緒にいる時間も持てる。

宮野さんは「子どものことはもちろん、家庭のことをおろそかにしないように働いてもらっている。子どもの成長で働き方も変わってくるので、毎年全員で話し合い子育ての状況に合わせた経営を意識している」と話す。

リンドウの出荷作業は10月まで続き、農閑期となる冬は「花っ娘(はなっこ)」として、リンドウのドライフラワーを使ったハンドメイドショップを運営する。

子育てに奮闘しながらも、毎日、笑顔と笑い声が絶えない職場となっている。

リンドウの出荷作業の様子写真
リンドウの出荷作業の様子写真
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