ＪＡ新いわて二戸営農経済センターは２０２５年度の花卉（かき）の販売実績をまとめた。６日時点の販売額は３億６２０２万円で前年度比１０１％となった。主力のリンドウは３億２４５０万円で同１０１％の実績となった。

１１月６日に二戸市で開いた２５年度二戸地域花卉生産販売実績検討会で報告した。

ＪＡ新いわて二戸地域生産部会の猪股茂部会長は「猛暑や少雨の影響で栽培管理に苦労した年となったが、リンドウの新規栽培者が増え、昨年度を上回る販売実績となった。さらなる飛躍に向け有意義な時間にしよう」と呼びかけた。リンドウの新規栽培者は２４年度に６人、２５年度に２人が新たに栽培を始めた。

実績検討会には生産者と市場担当者など約７０人が参加した。

２６年度の計画は、主力のリンドウが３億５９８２万円、小菊、一輪菊、スプレーマム、シャクヤクなどを含めた合計で４億円の販売を目指すことを確認した。

研修では、リンドウ晩生品種における高温対策やリンドウの県オリジナル品種の調査結果などを確認した。