2026年04月16日 (木)
岩泉町で生産される「いわいずみ短角牛」の魅力を紹介するプロモーション映像が完成した。生産者や精肉加工販売する岩泉短角家、岩泉町、JA新いわてが2025年に「いわいずみ短角牛ブランド Project Team」を立ち上げ、町の事業を活用し1年かけて完成させた。YouTubeへの公開やイベント、販促活動で活用する。今後は、ロゴ作成などで更なるブランド化を進めていく。
動画は、豊かな自然環境のもとで生産される独自の飼育方法や、生産者や関係者の声を含めたドキュメンタリー形式で構成する。
生産者で代表の畠山利勝さん(64)は「短角牛は150年以上地域を支えてきた産業。赤身肉が特徴で肉の旨味が強い。動画を見てもらい『いわいずみ短角牛』を知ってもらうきっかけにしていきたい」と話す。
いわいずみ短角牛は、明治4年に物資の運搬や農耕牛として飼われていた南部牛とショートホーン種を交配し、改良を重ねて日本短角種として確立された。岩泉町では150年以上前から生産が始まり、短角牛の発祥の地とされている。
長年、地域の産業として受け継がれてきたが、生産者は10年前の7人から3人に減少。16年の台風10号で唯一の精肉加工所が被災。
しかし、24年に地域おこし協力隊として活動した鎌田優さんが、「いわいずみ短角牛」専門の精肉店「岩泉短角家」を開業し、地元での販売も広がっている。
岩泉町畜産振興室の畠山雄平さんは「次の時代に受け継ぎいでいきたいという生産者の声から取り組みが始まった。町全体でブランド化を進めていきたい」と話す。