岩手県農林水産部農業普及技術課は１月２３日、盛岡市でＧＡＰ（農業生産工程管理）優良事例研修会を開き、県内の農業関係機関の担当者や生産者ら約５０人が参加した。同研修会は、県内で認証ＧＡＰ取得に取り組む産地の実例などについて学び、県内における国際水準ＧＡＰの取り組みを促進することを目的に開かれた。

研修では、ＧＡＰの概論と情勢などを説明し、今年度ネギでＪＧＡＰの団体認証を取得したＪＡいわて花巻の取り組み、レタスでグローバルＧＡＰの団体認証を取得しているＪＡ新いわて奥中山高原Ⓖ．レタス推進チームにおけるグローバルＧＡＰ認証取得の取り組みと展開について、それぞれ担当者が発表した。参加者からは、認証取得に取り組むなかでの課題などの質問もあり認証ＧＡＰへの理解を深めた。

岩手県では、「岩手県国際水準ＧＡＰ推進方針」を策定し、国際水準ＧＡＰの生産部会等の産地による主体的な取り組みを推進し、ＪＡ岩手県中央会やＪＡ全農いわて等と連携して産地の取り組みを支援することとしている。