雫石町の若手花き生産者で構成する「雫石ＨＡＮＡ会んだんだ」は３月２３日、同町の御所保育園で翌日開かれる卒園式に合わせ、町内で栽培する花で飾り付けたステージ花を作り、園児たちの卒園式に華を添えた

同会は、地元で生産される花への理解を深めるため同園で花育活動を行っている。コロナ禍でウイルス感染症の影響で活動ができなかった２０２１年に、趣向を変えて卒園式の思い出にと会員らが生産する花で飾り付けたステージ花を作ったのが始まりで、今年で３年目となる。

同会会長の米澤広志さんは「地元で生産される花の魅力を伝えるため活動している。自分たちが生産する花で思い出の卒園式になればうれしい」と話す。

同町は花の生産が盛んで、リンドウや小菊などの露地栽培と施設栽培を合わせた経営が多く、年間を通して約３０種類の花を生産している。ステージ花には、スイセン、フリージア、ユリなど約１０種類の花が使われている。