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営農事業

営農レポート

2020/05/12 営農ニュース

令和2年度水稲技術情報 本田中期の管理

①水管理

  • 移植後は、葉先が出る程度の深水としましょう。
  • 活着後(移植3~4日後)は、水深2~3cmの浅水とし、水温の上昇に努めましょう。
    → 入水は早朝に行い、水温を下げないようにします。
    最高気温が15℃以下の低温時には深水とします。
  • 除草剤の効果を発揮させるため、田面を露出させないようにしましょう。

図1 圃場入水イメージ

②広葉雑草、ノビエ対策(中期除草剤)

  • 初中期一発剤(アッパレZなど)は、処理後1ヶ月程度経過すると薬効が低下し始めます。
  • 雑草の発生状況と草種を確認し、適切な中期剤の処理による雑草防除を心がけましょう。
  • 難防除雑草「クログワイ」「オモダカ」「シズイ」は、土中の塊茎(イモ) で増殖するため、本田で長期間発生します。
    → 翌年以降の発生量を減らすには、塊茎(イモ)を形成する前に枯死させることが重要です。
    → 多発圃場では、「バサグラン剤」や「アトトリ剤」で追加防除しましょう。
  • 「クリンチャー剤」や「バサグラン剤」は、水に溶けやすく、水の動きによって効果が左右されやすい薬剤です。
    降雨前の使用は避け、排水溝を閉めたことをしっかり確認してから使用しましょう。

バサグラン剤の効果的使用方法

  • 高温かつ強日照ほど効果が高まります。晴天の続く時を選んで散布します。
  • 落水状態(足跡に水が残っている状態)にして水の出入りを止め、散布します。
  • 散布した後、そのまま中干しにつなげると、除草効果が高まります。

※イネ科雑草には効果がありません。また、処理後に発生する雑草は抑えられません。

クリンチャー剤の効果的使用方法

  • 剤型によって効果のある葉齢や処理条件が異なります。
  • ノビエの発生状況を確認しながら、適切な剤を選択し、防除を行いましょう。

春の農作業安全月間
令和2年4月15日~6月15日

夕方(16時~18時頃)に作業事故が多発する傾向があります。
余裕のある作業計画をたて、効率的な作業と農作業安全に努めましょう。


  • 本資料は2020年4月8日現在登録内容に基づき作成しています。
  • 農薬を使用する前には、ラベルの表示事項を必ず確認の上、農薬使用基準を遵守し、使用者が責任をもって使用してください。
  • 各作業日、肥料・農薬名、使用量等を栽培記録簿に記載しましょう。