2025年12月15日 (月)
八幡平市だけで生産されているエンジェルウィングスの出荷が最盛期を迎えている。南米チリ産のキク科の多年草で、白い産毛で覆われたフェルト生地のような質感の厚みのある葉が特徴。白い葉から雪のイメージが想像され、ポインセチアなど色の濃い花との組み合わせに適しており、クリスマス時期に需要が高まっている。
エンジェルウィングスは、チリとの技術交流をきっかけに八幡平市だけで生産が認可された国内では希少な植物で、現在は市内3戸の農家が生産している。
同市の八幡園芸の八幡有城さんは「寒さに強いので、この時期にふわふわ触感のエンジェルウィングスを楽しんでほしい」と話す。
2025年度は3人の生産者が約3万7000鉢を生産。出荷は10月から始まり翌年の春までを予定。ハンギングバスケットなどの寄せ植えでも存在感があり人気が高い。
