2025年11月28日 (金)
JA新いわて二戸営農経済センター二戸地区担当課と県二戸農業改良普及センターは11月28日までの4日間、管内3市町村でリンドウを栽培する生産者との個別面談会を開いた。約60人の生産者が個別の面積台帳を基に本年度の出荷・販売実績値と過去のデータを確認し、改植の時期など中長期的な経営計画を相談した。
リンドウは定植から5年を超えると、収量減と病害虫被害による品質低下が見られる。JAは安定した数量を出荷するため、10年前から面積台帳を活用し新品種導入や適正な改植期を見定めている。
リンドウを栽培して6年目の九戸村の向井康平さんは「個別面談は、担当者とじっくり今年の反省ができる貴重な時間」と話す。二戸地区担当課の林拓真さんは「生産者ごとに栽培条件が違うので、生産者ごとの改植のタイミングにあった指導ができるのがメリット」と話す。
同センターは効率的な新改植や病害虫対策、生産者個々の課題解決に取り組み、収量の向上と安定出荷を目指している。