ＪＡ新いわて二戸地域野菜生産部会奥中山支部（促成アスパラガス専門部・菌床しいたけ専門部）とＪＡは１２月１１日、一戸町のホテル奥中山高原でＪＡ新いわて・一戸町冬季特産野菜「産地出陣式」を開いた。生産者や関係者約６０人が集まり、出荷最盛期を迎える冬アスパラガスと菌床シイタケの良品出荷と産地ブランド力向上に向けて意識と統一した。

同町では、冷涼な気候を生かした肉厚の「菌床シイタケ」や、１１月下旬から出荷が始まる「冬アスパラガス」の生産が盛ん。アスパラガスは本州一早い産地で、現在は唯一国産アスパラガスを出荷し年末年始に向けて出荷が最盛期を迎える。

菌床しいたけ専門部の女鹿口幸成部長が「年末年始の需要期に向け販売先の期待に応え、菌床シイタケ１億３０００万円、冬アスパラガス５０００万円の販売計画を皆で達成しよう」と決意表明し、促成アスパラガス専門部の坂下嘉美副部長のかけ声でガンバロウ三唱を行い、目標達成を誓った。

また、同ホテルでは今年から特産野菜を使った宿泊者向けにオリジナルメニューを翌年３月まで提供する。参加者は冬アスパラガスと菌床シイタケをふんだんに使った料理を味わった。