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久慈エリア 2025年11月25日 (火)

冬の味「寒じめほうれんそう」 
糖度十分で出荷開始

JA新いわて久慈営農経済センター管内で「寒じめほうれんそう」の出荷が始まった。久慈地域の寒じめほうれんそうは、糖度8以上を出荷基準としている。JA担当者が管内の圃場(ほじょう)で調査した結果、基準を満たしたため、11月20日に「寒じめ宣言」を出し出荷を始めた。

同センターは、寒じめほうれんそうに含まれる、目の健康維持に効果があるとされるルテインに着目し、2019年から機能性表示食品として販売を開始。味や見た目の良さに加え、健康維持の付加価値を高めた販売を進め、引き合いも強い。

普代村で寒じめほうれんそうを生産する中村駿人さんは「寒い日が続いて甘味が増し、糖度10を超えるものもある。寒さを生かした栽培で冬場にだけ味わえるので多くの人に食べてほしい」と話す。

同センター米国園芸課の馬場利剛課長は「本年度は1万ケース(1ケース5キロ)の出荷を予定している。期間を通した安定出荷で多くの消費者に届けていきたい」と話す。

出荷は来年2月末まで。地元市場を中心に三陸自動車道を活用し販売を拡大していく。

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