久慈市の市短角牛基幹牧場(エリート牧場)は10月10日、2025年の閉牧を迎えた。5月から広大な牧野で過ごしてきた短角牛の親子約100組は、トラックに乗りそれぞれの牛舎に戻った。
同市で生産される山形村短角牛は「夏山冬里」方式で飼養し、春から秋の放牧時に優れた雄牛を放ち、自然交配する繁殖スタイルを取っている。山を下りた短角牛は冬場に出産し、来年の春に親子で放牧され、自然の中で過ごす。
同市では、5カ所で放牧された200組を超える短角牛の親子が、11月上旬までに牧野から下りる。