ＪＡ新いわてや行政で構成する「短角牛の里と都市を結ぶ集い実行委員会」は７月１９～２１の３日間、久慈市山形町で「べこツアー」を開いた。首都圏の「大地を守る会」の会員ら３７人が参加し、山形村短角牛の放牧の様子に触れ、地域文化を体験し交流を深めた。

１９日は、久慈市短角牛基幹牧場（エリート牧場）を訪れ、餌やり体験をした。千葉県から親子で参加した小川真穂さん（６）は「牛が大きく、元気に走り回っている姿に驚いた」と話す。

ＪＡくじ短角牛生産部会の柿木敏由貴部会長は「実際に山形村短角牛が過ごしている環境を見てもらうことで、味わい方や感じ方が変わると思う。消費者と産地をつなぐ活動は今後も大切」と話す。同ツアーは１９８３年から始まり今回で４２回目。