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久慈エリア 宮古エリア 2025年05月23日 (金)

春ブロッコリー出荷始まる 
高品質保ち販売1億円へ

岩手県の沿岸地域で、春ブロッコリーの出荷が始まった。本年度は沿岸部の8市町村で32人が作付けし、1億円の販売を目指す。JA新いわての宮古エリアは県内の約6割を占める産地。現在は久慈地域での作付けも増え、JA新いわてでは沿岸地域での産地化を進めている。

沿岸地域は、漁業も盛んなことから氷の調達が容易で、発泡スチロールに氷を入れて出荷している。段ボール箱での出荷に比べ、高い品質を維持して店頭に届けることができる。

5月20日に開かれた春ブロッコリーの目揃い会には、宮古、久慈地域の生産者と関係者ら約40人が参加した。出荷市場3社を招いて、出荷規格などを確認した。

春作で3.2ヘクタールを作付けする野田村の新山麗佳さんは「毎年作付けを拡大している。多くの人に新鮮なブロッコリーを届けていきたい」と話す。

JA宮古営農経済センターの石井健吾さんは「夏野菜と春ブロッコリーの組み合せは相性が良い。関係機関とも協力し、沿岸地域全体での産地化を進めていきたい」と意気込む。

春ブロッコリーの目揃い会
春ブロッコリーの目揃い会
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