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宮古エリア 2024年01月23日 (火)

手作り炭窯完成 
炭作りで冬場の収入と鳥獣被害対策に期待

宮古市でキュウリやブロッコリーなどの野菜を生産する上坂喜和さんは、12月から手がけた手作りの炭窯を完成させた。1月からは炭作りに汗を流し農閑期の収入に繋げるほか、近年被害が増えている鳥獣被害対策としても期待を寄せている。

上坂さんが住む宮古市田代地区は中山間地域で、材料となるならの木は豊富だ。以前は原木シイタケが盛んで、近隣の山から伐採しほだ木として利用していたが、生産者の減少に伴い木の伐採もされなくなっている。人の手が加わらないことで、なら枯れの被害もでてきている。

一方、近年は野菜の生産者も増え作付面積は拡大しているが、シカやイノシシなどの被害も増えている。電柵など設置しているが、効果も確実ではない。

上坂さんは「現在、山は手入れがされていないため野生動物が増えていると感じている。材料となるならの木は豊富にある地域。材料を調達することで山の手入れにもなるので鳥獣被害が少なくなるのでは」と話す。

耕作放棄地が増えることで野生動物と圃場との距離がなくなり鳥獣被害が増えているとも言われている。炭作りをすることで近隣の山に人の手が入るため鳥獣被害の減少にも期待している。

完成した炭窯の大きさは約3×2メートルで、1度の火入れで約200キロの炭ができる。今後は炭の販売のほか、土壌改良剤としてくず炭を使ことも考えている。地域資源の有効活用で、本業である野菜づくりにもメリットにもつながりそうだ。

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