ＪＡ新いわて女性部の岩手支部、玉山支部、葛巻支部は、農作業事故ゼロを願い、農作業安全を呼びかけるキーホルダーを部員らが手作りした。農作業が本格化する前に地元生産者らに贈り、今年度の農作業事故防止を呼びかけた。

ＪＡでは、のぼりや腕章、ステッカーなどで農作業事故防止を呼びかけているが、東部エリアで２０２２年度に農作業事故が発生している。女性部らと相談し、目の届くところで使えより身近に意識できるものとして、キーホルダーを手作りすることとし、昨年末から製作を始めた。

完成したキーホルダーは、３月１４日に東部地域水稲生産部会玉山支部、１５日に東部地域野菜・特産物生産部会岩手中央支部、１６日に酪農生産部会葛巻支部の代表に、「ＳＴＯＰ！農作業事故」と記載されたキーホルダーを女性部の支部長が手渡した。

ＪＡ女性部岩手支部の遠藤美江子支部長は「すべて手作りなので時間は掛かるが、継続して製作し全生産者へ渡し農作業安全を呼びかけていきたい」と話す。

ＪＡ東部エリアの月花稔統括部長は「女性部に協力をいただいての初めての取り組み。今は東部エリアだけだが、活動が広がり農作業事故防止につながってほしい」と話す

キーホルダーは、洗濯バサミをベースにネコをイメージし、生地は家庭で使わなくなったものを再利用して作られ、挟んで使うことも可能だ。