盛岡市で夏イチゴを栽培する菊地潤さんのハウスで、赤く実った夏イチゴの出荷が始まった。夏場は国産イチゴの流通量が少ないため需要も高い。夏イチゴの栽培を始めて5年目の今年は、ハウス4棟に約7200本の苗を定植。11月上旬までに3トンの出荷を予定する。
夏イチゴは爽やかな酸味と甘みのバランスが良く、生食用のスイーツなどの加工用として引き合いが強い。
菊地さんは「夏の国産イチゴの流通量が少ない時期で需要がある。期間を通して安定的に出荷していきたい」と話す。
夏イチゴの知名度向上を進める中、2025年2月に盛岡市から「盛岡夏いちご」として盛岡ブランド品として認定された。 夏イチゴは無加温で栽培できるため暖房を使わず、原油価格高騰の影響を受けにくい生産が可能となっている。