岩手県岩手町を中心とするJA新いわての東部地域で、ブランドキャベツ「いわて春みどり」の出荷が本番を迎えた。「いわて春みどり」は春系品種のキャベツで、暑い夏に春の味を届けていく。東部地域春みどり専門部会は10月下旬までの出荷で20億円の販売を目指す。
同地域では、40年以上前から夏場に柔らかくて甘いキャベツを食べてもらうため、栽培が難しい春系のキャベツ栽培に取り組み始めた。現在は「いわて春みどり」のブランドで親しまれている。
田中輝彦部会長は「夏場に春系のキャベツを生産する産地は少ない。良品質のキャベツを安定して出荷していくので多くの人に味わってほしい」と話す。
東部営農経済センターの府金将太さんは「市場からの期待は高い。柔らかくて甘い『いわて春みどり』の特長を前面に販売していきたい」と意気込む。