夢ネット(各地の話題)

久慈エリア 2025年06月27日 (金)

分からないを無くし寄り添う指導 
露地ピーマン拡大へ

JA新いわて久慈営農経済センターは、ホウレンソウに次ぐ新たな園芸品目の一つとして露地ピーマンを推進し、本年度は21人が作付けしている。定期巡回や指導会を開くことで栽培技術の向上が実績に表れてきた。生産者に寄り添った営農指導の実践により、目標とする10アール当たり収量4トン超えの生産者が増えてきている

同センターでは、新規栽培者の技術確立に向け、定期的な巡回や現地指導会の他にLINEグループを活用。気になったことは気軽に確認できるようにし、分からないことをなくすようにしている。

6月27日には野田村の辻鼻久さんの圃場で新規栽培者向けの現地指導会を開き5人が参加。5月下旬に定植した苗の生育状況を確認し、それぞれの生育状況との違いや今後の管理のポイントなどを確認した。

今年から5アールで栽培を始めた野田村の中野誠さん(40)は「実際のものを見ながら作業も経験できるので助かる。圃場を見せてくれる生産者も多く安心感がある」と語る。

南部地区担当課の平坂博喜さんは「必要なタイミングには足を運び指導している。生産者の技術も確実に向上し、教え合う環境が定着してきた」と話す。

夢ネット新いわてに戻る
もっと見る