JA新いわて南部営農経済センターは5月14日、同センターで労働力確保の支援サービス説明会を初めて開いた。生産者14人が参加し、JAなどが取り組む労働力確保について理解を深めた。
JAでは、無料職業紹介所「アグリパートナー」を運営し、農家の求人と仕事を探す人のマッチングにより労働力確保につなげている。求人票の書き方や雇用にともなる注意点などを説明した。
また、JA全農いわてがスキマバイトサービスを手がけるタイミーと連携した支援事業や、農業ワーケーション型サービス「ののの」についても説明した。
滝沢市で水稲、ネギ、ピーマンを生産する髙橋哲也さんは「ピーマンの収穫時に雇用を考えていたので参考になった」と話す。
同センター米穀園芸課の齊藤禎和課長は「労力確保が難しくなってきている。JAが取り組む支援サービスの内容を理解してもらい、労力確保のつなげていきたい」と話す。
南部地域花卉生産部会は24年度、1泊2日から気軽に農業ワーケーションができるサービス「ののの」を活用し、リンドウの出荷最盛期となる盆や彼岸の労働力確保に取り組んでいる。