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東部エリア 2025年04月29日 (火)

短角和牛の旬到来ベルで祝う 
まるごと味わうビュッフェイベント

岩手町の精肉店「肉のふがね」は4月29日、出荷が増える「岩手短角和牛」の旬の到来を祝い、岩手短角牛ヌーヴォのイベントを開いた。「いい肉」の語呂に合わせ、午前11時29分に来店者らとカウベルを鳴らし「旬」の到来を祝った。

イベントは、「夏山冬里」方式で飼養される岩手短角和牛の出荷が増えるこの時期、多くの人に味わってもらうきっかけにと2018年から始めた。

今回は、旬を迎えた岩手短角和牛を一頭分まるごと味わうビュッフェスタイルで、来場者はシェフらが用意したステーキや寿司など10種類の料理を味わった。

盛岡市から訪れた泉田歩さん(48)は「岩手短角和牛が好きで初めて参加したが、どの料理もおいしかった」と笑顔を見せる。

同店の府金伸治代表は「一頭丸ごとおいしく食べられるよう日々研究している。岩手短角和牛を全国にPRできるイベントにしていきたい」と話す。

久慈市山形町で短角牛を生産する柿木敏由貴さん(52)は「旬があるという見せ方は気づかなかった。短角牛の特徴が伝わる良いイベントだ」と話す。また、会場では、自身がオーナーの闘牛大会で活躍する短角牛が、多くの来場者と触れ合った。

岩手短角和牛は「日本短角種」で、和牛生産の1%に満たない希少な赤身肉が特徴。大自然の中でストレスなく育ち、脂肪分が少なくヘルシーで、うま味のもとのアミノ酸を多く含み、かめばかむほどおいしさが広がる。

岩手短角牛ヌーヴォのイベントのようす
岩手短角牛ヌーヴォのイベントのようす
岩手短角牛ヌーヴォのイベントのようす
岩手短角牛ヌーヴォのイベントのようす
岩手短角牛ヌーヴォのイベントのようす
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