JA新いわて東部地域の岩手町で、ブランドキャベツ「いわて春みどり」の定植作業が始まった。6月下旬から出荷に向けて作業が本格化し、出荷は10月下旬まで続く。東部地域春みどり専門部会は20億円の販売を目指す。
岩手町を中心とする同地域でのキャベツ栽培は100年以上の歴史があり、約40年前から夏場に柔らかくて甘いキャベツを食べてもらうために春系キャベツの栽培に取り組み、「いわて春みどり」のブランドで親しまれている。現在はJAの野菜販売の主力品目になっている。
同専門部会の田中輝彦部会長は「夏場に春系のキャベツを生産する産地は少ない。管理を徹底し、いわて春みどりを多くの人に届けていきたい」と語る。
JAの担当者は「いわて春みどりへの期待は高いので、計画通りの作付けをお願いし、しっかり販売していきたい」と話す。