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八幡平エリア 2025年04月21日 (月)

夏秋期の九条ネギ産地化へ 
1億円販売めざす

八幡平市で夏秋期の出荷に向けて九条ネギの定植作業が始まった。温暖化の影響で九条ネギの主産地で夏場の生産が難しくなる中、夏秋期の九条ネギ生産地としての期待が高まっている。本年度は1法人と3戸の農家が13ヘクタールに作付けし、1億円の販売を目指す。

近年、温暖化の影響で西日本の産地で夏場に九条ネギの生産が難しくなっていることもあり、同市の「みのり風土」は2019年、九条ネギの栽培を始めた。

昨年までは長ネギも栽培していたが、夏秋期に膨らむ需要に対応するため本年から九条ネギにシフト。作付面積は24年の7.5ヘクタールから25年は12ヘクタールに拡大した。

同社の村上博信社長は「夏秋期の産地として年々期待が高まっている。新規の生産者と栽培技術を共有し九条ネギの産地化を進めていきたい」と意気込む。

九条ネギの需要拡大を受け、新たに同市の3戸の農家が栽培を始めた。青ネギ研究会「葱人 neginchu」を立ち上げ、新規生産者の栽培技術向上に取り組む。

九条ネギの定植作業
九条ネギの定植作業
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