私の大好きなお米
加藤 未紗姫
西和賀町立湯田小学校6年
「今年もなんとか元気に育っているなあ」
夏休みの宿題をしていると、おじいちゃんとお父さんのほっとしたような声が聞こえてきました。今年は私が住んでいる西和賀町も、例年に比べて暑くなるのが早くて、お米農家にとって心配な夏になりました。だから、暑さに負けずに、お米の苗が元気に育っていることに、二人はほっとしていたのです。
お米は、私にとって、とても大切な存在です。でも、お米を大切なものだと実感したのは最近です。きっかけは、「お米が高くて買えない」というニュースです。お米がなかったり、五キロ四千円から五千円近くしていたりと、とてもおどろきました。
私の家には田んぼがあって、お米を育てています。私も小さいときから、田植えや稲刈りを見たり、手伝ったりしてきました。家に田んぼがあるのがふつうで、みんなの家にもあると思っていました。だからお米を買う習慣はなく、売っているお米や値段を見ることがあまりありませんでした。お米の値段のニュースを見てからは、気になってよく見るようになりました。
でも、わたしは思います。「高い」のではなく、「それだけの価値がある」のだと。一粒のお米ができるまでに、どれだけの努力があるかを知っているからです。田を耕し、水を張り、苗を植えて、水の管理をして、稲を刈ります。最近は、気候の変化で、お米を育てにくくなっています。また、肥料も人件費も高いです。お米を育てるのは、時間もお金も手間もかかる大仕事です。だから、お米の値段を高くしないと、農家の人達もお米を作っていけなくなってしまうのです。お米は、日本の伝統的な食文化であり、食卓に欠かせない主食です。それを守ることは、私達の未来を守ることだと思います。
今年の田植えも手伝いました。おじいちゃんやお父さんが機械で苗を植えます。機械で植えられないすみっこは私達の出番です。おばあちゃんに教えてもらいながら、久しぶりに帰ってきたお兄ちゃんと一緒に手で植えました。もちろん疲れるけれど、楽しさのほうが大きいです。
学校でも全校で田植えと稲刈りをします。先生も子どももはだしで田んぼに入って、楽しみながらお米作りをします。収かくしたお米は、みんなでおにぎりを作って食べたり、給食センターや老人ホームにプレゼントしたりします。田植えや稲刈りを通して、地域の人とふれあい、さらにみんながお米作りに興味をもってくれたらうれしいなと思います。
「おいしいね」
その一言がうれしいです。
お米は、人を笑顔にする力があります。ごはんがあると、元気になれます。そんなお米が大好きです。私は、大人になっても、家の田んぼがあればいいなと思うし、少しでも農業にたずさわる仕事をしたいと思います。