100年のキャベツ産地・いわて
岩手とキャベツ

ご覧いただいた映像は、平成22年12月2日に発刊された『岩手キャベツ物語』に基づいて製作されました。

 『岩手キャベツ物語』は岩手県にキャベツが導入された明治7年から、全国に名を馳せた「南部甘藍」時代の栄光と衰退を経て、現在、全国ブランドとなった春系キャベツ「いわて春みどり」への軌跡をたどったキャベツ産地百年の物語です。

内容としては、①当時の資料に基づく数多くの図表、②実際に南部甘藍の生産に携わった方、流通を担った方々による座談会、③生産地近辺だけでなく、南部甘藍発祥の地である盛岡市仙北町・神子田町・鉈屋町界隈、そして南部甘藍の試験研究が行われた岩手県立農業試験場、また現在いわて春みどりとして生産される各品種を育成する種苗業者、各地の探訪録、④南部甘藍の搬出や積み込みの様子が分かる写真や、貨車輸送の際の荷札、当時の活況をうかがえるイラストなど、見どころが盛りだくさんです。

現在、多品目の野菜産地となったJA新いわて管内ですが、その歴史をひも解けば「南部甘藍」の生産をきっかけとする地域が少なくありません。『岩手キャベツ物語』は「いわて純情野菜」のルーツを知ることのできる一冊でもあります。

数に限りがございますが、JA新いわてではこの『岩手キャベツ物語』をご希望されるみなさまに頒布いたしております。

岩手とキャベツ
編著者: 清水克志((独)農研機構農村工学研究所)
発行: キャベツの歴史と復興録出版実行委員会
  構成団体(JA新いわて、岩手町、(独)農研機構農村工学研究所、八幡平農業改良普及センター岩手駐在、
JA全農いわて県北園芸センター、JA新いわて東部地域春みどり専門部会)
頒布価格: 2,500円(消費税込・配送手数料別)
網代綴上製本 360ページ A4(210×297mm)
フルカラー巻頭グラビア16ページ 他モノクロ
〈本編〉 Ⅰ章…北の大地の風土とキャベツ  ―プロローグ―
  Ⅱ章…岩手県におけるキャベツの導入 ―明治期―
  Ⅲ章…南部甘藍の産地形成・前編 ―大正~昭和戦前期―
  Ⅳ章…南部甘藍の産地形成・後編 ―戦後復興期―
  Ⅴ章…野菜主産地・岩手への道のり ―野菜産地再建・発展期―
  Ⅵ章…いわて春みどりの産地形成 ―キャベツ産地復興期―
  Ⅶ章…キャベツ産地の明日を見据え ―エピローグ―
〈巻頭グラビア〉
〈座談会〉南部甘藍の思い出など7編
〈故地探訪〉いわて春みどりの故郷など3編
〈写真帳〉南部甘藍の出荷風景など9編、収録

『岩手キャベツ物語』についてのお問い合わせ先

JA新いわて東部営農経済センター(米穀園芸課)
〒028-4307 岩手県岩手郡岩手町五日市12-60-2
TEL 0195-61-2511  FAX 0195-61-2515